こないだ犬の病院へ、フィラリアの予防薬を貰いに行きました。フィラリアというのは犬がかかる寄生虫が絡んだ病気らしく、まぁ危険なので毎月薬を飲みましょうということです。
先住犬のたろは一応感染してないか注射をして診断、その後薬をもらうことになりました。暴れん坊のたろは注射が怖いのか、看護師さんに抱えられながら暴れていました。対照的にまろはビクビクと震えながら注射を待っていました。犬なのにこうも違うのかと思いました。顔はどう見ても「犬」なのに性格がまるで違うことに最近気づき、当たり前ですが「生きているんだなぁ」と感じました。帰る途中、たろのテンションが下がったのか、道端で立ち止まってしまいました。すると、いわゆる地雷メイクみたいな化粧を施した女性と短髪で優しそうな男性の二人組がたろに話しかけてきました。
「歩きたくなくなっちゃったの〜？」「かわいいね」
俺は「あはは〜」と笑い、その場を立ち去ってしまいました。こういう時に喋れる人になりたいと思って何年が経ったんでしょう。家ではあんなに喋るのに。
帰宅するとたろとまろは、さっきまでのテンションと打って変わり、はしゃぎまくり暴れていました。犬二匹性格は違えど、家でイキる所は俺に似たのかなって思いました。
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三年食太郎
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