最近駄菓子屋に行ったら神のお菓子を見つけた。知っているだろうか？その名も『ポテトフライ』
可愛いキャラクターが描かれたデザインの袋に入っているのは薄焼きのスナック菓子。4枚でたったの35円という破格の値段で味はもう言わずもがなだが、美味い。普通のポテト菓子とは違う「サクサク」という食感。ご飯が進んでしまうような味付け。４枚というちょうど良さ。その全てが俺の脳を刺激した。
「そうだ、箱買いしよう」
おもむろにスマホを取り出し「ポテトフライ 駄菓子 箱」と検索した。表示された箱のポテトフライ。値段は約1,200円。俺は思った。
「駄菓子に1,200円か…」
安いと思う人もいると思う。俺がケチなだけかもしれない。というか数量で言えば当たり前の金額である。でも何故か急に、ポテトフライへの関心意欲興味が無くなってしまったのだ。
それから数ヶ月、また駄菓子屋を訪れた。色々な商品を購入していると「ポテトフライ」が目についた。帰路につき、家で「ポテトフライ」を食べた。
美味すぎて涙した。その勢いでAmazonを開いて「ポテトフライ 駄菓子 箱」と検索した。
前回と同じように約1,200円と表示された。しかし、安いと思ったのだ。「思い出に価値が乗る」とはこういうことだろうか。良い記憶は価値観を変えるのだ。
そんなことをポテトフライを食べながら考えていた、正直少し飽き始めている。
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