昔読んだ小説の単語が難しくて一つずつ意味を調べながら完読した思い出や、好きなバンドの英詩の単語をまたも調べながら理解した時間の生産性たるや。その思い出だけ振り返ると、俺ってもしかして秀才タイプか…？と思い込みますが、テストはいつも平均点レベルだったので凡人です。
「つるかめ算」というものを知っていますでしょうか。
鶴と亀の頭の数とその足の合計を数えて何匹か求める問題みたいな。小学生の算数でやるやつ。当時それが全く理解出来てませんでした。悲しいことに今でもよくわかってないです。というか昔から算数がとにかく苦手で百マス計算なんかもかなり遅かったのですが、後ろの席の子が誰よりも早く算数の問題を解いてしまうのです。
俺はその子に「どうやって解いているのか」を聞いてみたかったのですが、人見知りゆえ聞けませんでした。でもある時、問題が解けずに悩んでいるのが分かったのか肩を叩いてきて「これ答え30だよ」と教えてくれました。
答えを知れて嬉しかったです。まだ小さかったから答えだけ知れたらそれで良かったのです。
でも答えよりも「過程」が大事なのを忘れていました。本来は「どうやって解いているのか」を知りたかったはずなのに。
中学の宿題がだるくて答え見ながら適当に書いて提出したり。難しい小説の単語だけ調べて内容の読解は疎かにしたり、好きなバンドの英詩を調べるだけしてその曲の成り立ちや背景を無視したり。
調べたらなんでも答えが出てしまう時代だからその答えが出るのは何故なのか思考停止せずに考えていきたいなと、料理を勉強するたびに思います。
綺麗に終わろうと思いましたが、これを書こうと思ったのは料理の勉強してるときではなく遊戯王のゲームしてるときです。何故このカードは強いのか？？を考えてたら思いつきました。終わりです。
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